縄文模擬料理(クッキー)体験
古代、狩猟生活をしていた人たちは獲物を求めての生活を繰り返していました。縄文時代の遺跡から発掘された遺物の分析から、そこで捕獲した鹿やイノシシなどの肉類と砕いた木の実を一緒に捏ねて餅状(クッキー状)して焼いて食していたのではないかと言われています。
ドングリ、クリ、クルミ、トチなどの木の実はアクが強くそのままで食べられません。アク抜きは水さらしと加熱処理が必要ですが、砕いて粉にしたほうが効率的にアク抜きが出来ます。そこで、木の実を粉砕するための石皿(いしざら)、磨石(すりいし)などの石器が発明され使われました。更に、加熱処理を行うために土器が必要になり縄文時代の土器作りに発展していったとも言われています。
縄文時代の人々がアク抜き加工食品を完成させた木の実の粉砕物と動物の肉、卵などを混合して焼いた加工食品として利用されたことは推測の域ではあるが、植物を使った粉食をしていたことは想定されています。
- 人数
- 1グループ6名 ※8グループまで
- 時間
- 90〜120分
- 会場
- 桑の木原施設、姫木コミュニティセンター
- 内容
- 山ぐるみを石で割り、小麦粉と練りクッキー生地を作ります。熱した石で焼き上げ試食します。焼く際に、地元産のジャガイモも一緒に焼きます。
- 体験人数
- 24〜48人まで
- 体験期間
- 原則通年
- 持ち物
- エプロン、三角巾、軍手
- 特記事項
- クルミを割る際、怪我に注意!クッキーを焼く際にやけどに注意!